エイコーンキッド(エイコーンリングの08) 第2戦


2歳の6月25日に入厩して順調と思われたが脚元の状態が悪く放牧から帰った時には3歳の5月28日><。

もう、その時点で投資としては敗北だが、デビュー戦は10着ながらもスムーズなら7着はある内容。

しかも脚元に不安があり強く追い切れず、馬体も太い状態での出走。

スタートで大きく出遅れ直線でも外に振られる不利。

それでいてメンバー最速の上がり。

馬格があり、叩いた上積みも見込めることから次走はもっと前進を期待できる。

勢司和浩調教師も最初から叩いてからとおっしゃっていた。


ただ、常に脚部不安がつきまとい、悪化すれば時期的に即引退。


なんとか頑張って欲しい。1つ勝てば2つ3つは勝てそうな馬。


前走後、”肉体面にわずかながらも疲れがある”とのことで7月9日にブラストステーブルに放牧に出されました。

7月21日に美浦トレセンに帰厩しました。


8月7日 新潟3R 3歳未勝利 ダート1200mに出走!!

10着/6番人気。

鞍上は田中勝春騎手を確保で激アツの予定だったが、発走直前に突然の負傷による交替で石橋脩騎手に。

出遅れや頭の高い走りを加味してもこのメンバーで10着はいただけない。


この条件ではさすがに勝ち上がりは厳しいので次走は芝1000mを検討。

ここでいいところがなければ引退の危機。

レース回顧と時計の分析、レース後の陣営のコメントを掲載。

(2011年8月18日完結)

2011年7月14日立ち上げ

●前走後ブラストステーブルに放牧に出されました

 7月12日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告によりますと、我らが愛馬エイコーンキッドは7月9日にブラストステーブルに放牧に出されたということです。

 更に14日に更新されたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告は次の通りです。

「レース後の様子を見ていると肉体面にわずかながらも疲れがあるとのことでしたし、次走へ向けての調整をよりスムーズなものにするためにいったんこちらへ帰ってくることになりました。週末に移動してきて最初の数日は軽めで様子を見ていたところ、極端にガタガタになっているようなことはありませんでした。少しずつ進めていて現在はハロン20秒程度でキャンター調教を行っています。短いところへ向かうには少し間隔も空けなければいけないでしょうし、レースへ向けての強い調教をこなしてきたあとですから、このケアの期間はいいほうへ活きるはずです。極端に長いお休みにはならないと聞いていますので、緩まない程度に動かして具体的な話が出てきたときに対応しやすいように調整を進めていきます」(牧場担当者)

 ということで、あまり心配ないようです。どちらかと言えば出走間隔を空ける為の放牧のようです。確かにダート1200mは想定数が30頭を超えるなど出走は狭き門です。とはいえ、あまり未勝利戦終了まで時間がありませんので、適度に戻して欲しいですね。

これ以降は7月21日に作成

●7月21日に美浦トレセンに帰厩しました

 7月20日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告は次の通りです。

「ブラストではじっくり動かしながら心身のリフレッシュを図ってもらっていたのですが、この中間もいい気配を見せていました。レース後の疲れも癒えてきましたので、明日の検疫でトレセンへ戻すつもりです。具体的なことはこちらで調教を課しながらになりますが、前走の内容がまずまずでしたし、何とかいい結果に結び付けられるようにしてあげたいですね」(勢司師)21日に美浦トレセンへ帰厩する予定です。

 ということで、予定通り7月21日に我らが愛馬エイコーンキッドは美浦トレセンに帰厩しました。これで早くて8月6日の新潟2Rということになりそうですね。

 ダートの短距離は出走したい馬が多く、出走が難しいばかりでなく優先権を持っている馬が優先的に出て来ますのでレベルが高くなりがちです。ここで結果を残すのは簡単なことではありませんが、初戦は着以上に見どころのあったエイコーンキッドです。前進を期待します。

これ以降は7月27日に作成

●次走は8月6日7日の新潟ダート1200mを予定

 本日(7月27日)更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告(7月27日の追い切り情報の部分に掲載)によりますと、我らが愛馬エイコーンキッドの次走は

8月6日 新潟2R 3歳未勝利 ダート1200m 或いは
8月7日 新潟3R 3歳未勝利 ダート1200m


 のどちらかを予定しているとのことです。ただ、本音は8月13日の新潟6R 3歳未勝利 ダート1200mがベストと思われているようですが、この週はダート1200mが1鞍しかなく、おそらく出走は不可能と思われます。やはり6日7日のどちらかに出走するしかないでしょう。

これ以降は8月3日に作成

●気になる出馬想定表(8月7日 新潟3R)

出馬想定表 8月7日 新潟3R 3歳未勝利 ダート1200m フルゲート15頭 想定数15頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アップターン 田辺裕信  7/23 未勝利 新潟ダ1200
アラマサアフリート  6/05 未勝利 新潟ダ1200
10 エイコーンキッド 田中勝春  7/03 未勝利 中山ダ1200 10
14 クイーンエステル  7/24 未勝利 新潟ダ1200 11 12
12 コウヨウワールド 高嶋活士  7/10 未勝利 中山ダ1200 10 15 10 12 12
12 サクラスパークル  7/09 未勝利 函館芝1200 12 14 15
シベリアンソアー 松岡正海  7/23 未勝利 新潟ダ1200
シルバーエデン  5/08 未勝利 新潟芝1200 14 16 12 14 11 15
10 ドクターモーガル 柴田善臣  7/02 未勝利 中山ダ1200 15 11
ナムラスパーク 石橋脩  7/24 未勝利 京都ダ1200 15
14 ヒアズルッキング  7/23 未勝利 新潟ダ1200 10
フュージョン 江田照男  7/24 未勝利 新潟ダ1200 16 10
ブロンクステイル  7/30 未勝利 新潟ダ1200
レオロイヤル 村田一誠  6/12 未勝利 新潟ダ1200 13
レゴリス 蛯名正義  6/18 未勝利 中山ダ1800 10 12

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート15頭のところに現在15頭出馬想定されています。

馬名の赤字はキャロットクラブの所属馬ですが、クイーンエステルとヒアズルッキングは出走間隔から言って出走は厳しいものがあります。

エイコーンキッドも際どいものがありますが、ほぼ大丈夫でしょう。

エイコーンキッドはブロンクステイルの主戦の田中勝春騎手を確保しているようです。これは一気の鞍上強化ですし、楽しみですね。

これ以降は8月4日に作成

●追い切り情報(2011年8月4日更新)

前走前 6月29日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.4
3F 38.6
2F 25.3
1F 12.4



7月27日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.1
3F 40.9
2F 26.7
1F 12.8


7月31日 美浦南坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.0
3F 40.0
2F 26.2
1F 12.7


8月4日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.4
3F 38.5
2F 24.8
1F 12.4
 7月27日、坂路で追い切られました。以下は本日(7月27日)更新されたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告です。
「帰厩後も順調ですね。一度競馬を使ったことで精神面がキリキリとならなければいいなと心配していたのですが、レース後に無理をせずリラックスさせる期間を設けたことが功を奏したのか、普段の様子を見ていても落ち着きがあり、いいですね。ただ、真面目な性格の持ち主ですから速いところへ行けば気持ちを出してしっかりとしたいい動き。予定では3ハロン43秒を切るくらいでと思っていましたが、実際は41秒を切る時計でした。欲を言えばもう1週くらいあってもいいかなという気もしますが、番組を見ると来週はダートの1200mがふた鞍あって、その後はまたひと鞍のみになります。他の陣営も同じ事を考えているでしょうから、蓋を開けてみないとわかりませんが、態勢が整うようならば来週の競馬を考えるようにしたいと思っています」(勢司師)
 というわけでここまでは順調のようです。確かに再来週に万全の状態で出走したいですが、ダート1200mは1鞍しかありませんね。

 7月31日、ハロン13秒あたりで追い切られ順調です。これはペースとしてやはり来週の競馬を目指している証拠ですね。3歳未勝利馬の中でも期待している1頭です。次走で勝ち上がれないにしても優先出走権が欲しいですね。

 8月4日、以下は本日(8月4日)更新されたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告です。
「万が一入らないような状況になってオーバーワークになるようなことを避けたかったので、想定を見てから追い切りの内容を決めることにしました。そのため、水曜日には追い切らなかったのですが、想定上だと大丈夫そうでしたので今朝やりました。馬場が開いていちばん最初に坂路で時計を出したのがエイコーンキッドだったのできれいな馬場でノビノビと走れました。単走でしたが、全体を通してよかったと思いますよ。前走は着順こそもうひとつだったものの、流れに乗り切れなかった分もありました。そう考えると一度経験した今回は上積みもあると思えます。メンバーも集まってきますし、簡単ではないのですが、何とかいいところを見せて欲しいと思っています。土日ともレースを見ていましたが、木曜日追いになりましたし、全体的なメンバーレベルに大きな差がないように感じたので、日曜日のレースにしました。今回は田中勝春ジョッキーを押さえましたので、このコンビで向かいます」(勢司師)
 ということで、正直、馬場に一番乗りにしては寂しい時計ですが、馬なりで目一杯やっているわけではありませんし、これでいいのでしょうね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。脚元の不安から目一杯に追えないことは大変残念です。ですが、初戦は素質の片鱗を見せましたし、前走よりもやれると思っています。目標はやはり掲示板ですね。

●出馬確定表

出馬確定表 8月7日 新潟3R 3歳未勝利 ダート1200m フルゲート15頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アラマサアフリート 丸山元気  6/05 未勝利 新潟ダ1200
エイコーンキッド 田中勝春  7/03 未勝利 中山ダ1200 10 B−
キョウエイバトラー 高嶋活士  7/10 未勝利 中山ダ1200 13 15 11
キララビスティー 大野拓弥 初出走
ケイオーワールド 小野寺祐太  6/25 未勝利 中山ダ1200
サクラスパークル 柴田大知  7/09 未勝利 函館芝1200 12 14 15
シベリアンソアー 松岡正海  7/23 未勝利 新潟ダ1200
シーズアップルズ 嶋田純次  7/10 未勝利 中山ダ1200
ドクターモーガル 柴田善臣  7/02 未勝利 中山ダ1200 15 11
フュージョン 江田照男  7/24 未勝利 新潟ダ1200 16 10
ブロンクステイル 平野優  7/30 未勝利 新潟ダ1200
マドラスシチー 西田雄一郎  7/10 未勝利 中山ダ1200 12 16 14 14 11
ミルルポ 杉原誠人  7/09 未勝利 中山ダ1800 11
レオロイヤル 村田一誠  6/12 未勝利 新潟ダ1200 13
レゴリス 蛯名正義  6/18 未勝利 中山ダ1800 10 12

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり


想定表からは、優先権を持っている強いアップターン、ナムラスパークが抜け、想定になかった優先出走権持ちの馬が1頭入って来ました。

増えたキョウエイバトラー、ケイオーワールド、シーズアップルズ(優先出走権持ち)、マドラスシチー、ミルポポは土曜日の新潟2Rに出馬想定されていた馬。

●新潟ダート1200mコース解説

 スタート地点は2コーナーのポケット。芝からのスタートだが、この部分での枠順の有利・不利はない。
 最初の3コーナーまでの距離は525m、ゴール前の直線は354mと、ローカルの中では一番の広大なコースなので、各馬が能力を発揮しやすい3〜4コーナーで極端に外を回されなければ大丈夫
 純枠にテンの加速力とスピードの持続力が問われる
 一方、レースは単調になる傾向があり、見ている方としては物足りなさが残る。
 コース全体がフラットであるためか、最後の直線が長くても前に行った馬が断然強い逃げ馬の連対率は50%を越え、単・複の回収率はともに100%を越える
 馬券の中心は逃げ、先行馬から入るのが筋で、穴も前残りを狙う方がいい。
 アフリート、フォーティナイナー、ジェイドロバリー、シャンハイ、スキャンといったミスタープロスペクター系の種牡馬の独壇場

有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スピードの持続力、血統
種牡馬ベスト アフリートが断トツ
連対騎手ベスト 柴田善臣、後藤浩輝、蛯名正義、中舘英二、田中勝春
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分14秒3 1分14秒5 1分13秒4
2歳未勝利 1分13秒5 1分12秒6 1分12秒3 1分12秒9
3歳未出走 1分13秒5
3歳未勝利 1分13秒4 1分13秒2 1分12秒7 1分12秒8
古馬500万 1分12秒3 1分11秒8 1分11秒2 1分11秒1
古馬1000万 1分11秒5 1分11秒4 1分10秒8
古馬オープン 1分10秒8 1分10秒6 1分09秒6

●騎手は田中勝春騎手 ほっさん評価「A+」 (8月17日に追記)

 今回のエイコーンキッドの鞍上は田中勝春騎手です。私ほっさん愛馬への騎乗は意外な事に初めてですが、当然かなり期待できる騎手という認識です。少なくとも、初戦の横山和生騎手よりは数段鞍上強化と言って良いでしょう。


 2011年8月15日現在、中央通算1486勝、勝率9.9パーセント、連対率19.3パーセント、GTは1992年の安田記念(ヤマニンゼファー)と2007年の皐月賞(ヴィクトリー)の2勝しかなく、勝ち鞍の割に少なすぎる印象です。重賞は46勝です。

 昨年(2010年)は中央83勝、勝率11.7パーセント。今年はここまで53勝で全国騎手リーディングの堂々4位です。勝率も14.6パーセントと現在リーディング1位です。


 田中 勝春(たなか かつはる)は、1971年2月25日生まれの40歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンターに所属している23年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー時は藤原敏文厩舎所属。現在はフリー。愛称は「カッチー」。シンクバンク所属。

 実家は競走馬の生産牧場を経営している。父の田中春美は生産牧場を経営する傍ら、中央競馬会の馬主登録もしており、"幻の関西重賞初制覇"を演出したバイオマスターや、北海道の静内農業高等学校の高校生が生産を手がけたユメロマンなどを所有している。また地方競馬の馬主として所有馬に「カツハル」という名前を付けて走らせたことがある。


 1989年に藤原敏文厩舎所属としてデビュー。初騎乗は1989年3月4日に中京競馬場の第2競走でチャンピオンミナミに騎乗し6着。同期に佐藤哲三、角田晃一、小野次郎らがいる。その年にデビューした新人騎手の中で初勝利は最も遅く、10月21日の東京競馬場の第6競走、セキテイボーイだった。なお同馬の勝利が、大種牡馬テスコボーイ産駒の最後の勝利となった。
 初年度は病気もあって5勝。しかし、2年目に41勝し、以降は確実に成績を上げていった。

 重賞初勝利は1990年9月9日の京王杯オータムハンデキャップでオラトリオに騎乗しての勝利だった。GT初勝利は1992年の安田記念。ヤマニンゼファーに騎乗し、大外枠を苦にせず優勝。ゴール前では派手なガッツポーズを見せた。その後もコンスタントに勝ち続け、関東リーディングでは毎年上位につけている。

 1996年9月に藤原敏文調教師が逝去すると小林常泰厩舎に移り、同年12月にフリーになった。

 そして2004年9月11日には中山競馬場第10競走でヒシフェアレディに騎乗し1着、中央競馬通算1000勝を達成した。当時、中央競馬史上20人目で現役では9人目の記録達成であった。また、新潟競馬場や東京競馬場を得意としている。

 2007年、皐月賞でヴィクトリーに騎乗し勝利。ヤマニンゼファー以来となる15年ぶり(騎乗機会では140戦ぶり)の中央競馬でのGT(表記はJpnTである)制覇となった。さらにはシャドウゲイトに騎乗し、シンガポール航空インターナショナルカップに挑戦し、見事に初の海外GTを制覇した。夏の新潟開催では17勝し、2年ぶり5度目のリーディングを獲得した。さらに10月28日までに関東所属騎手の中で1位となる中央で99勝を挙げたことから11月8日に第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズへの出場が発表された。なお、同シリーズには初出場となる。そして11月11日に自身初のJRA年間100勝を達成した。この年はキャリア最多となる108勝を挙げた。

 好不調の波が激しく、全く勝てない日も多いが、勝つ時は一日に何勝もする(いわゆる固め打ち)。

 関西圏では長らく重賞を勝てず、2010年の中京記念をシャドウゲイトで制したのが関西圏での初重賞勝ちだった。2010年3月現在、函館・京都・阪神・小倉では重賞未勝利である。1999年にバイオマスターに騎乗して阪神競馬場のアーリントンカップで1位入線はしているが、進路妨害により2着降着となっている。

 エッセイストの安西美穂子と親しく、安西とともに書店等で安西の本を買うと田中勝春がサインをするサイン会を開催したことがある。

 後輩数人と新宿のボッタクリ店に意図的に(=知りながら)入ったことがある。席に着くなり店で一番の高級酒を注文、大量に飲んではいたが、会計は200万円という法外なものだった。後輩の表情が凍り付く中、田中はポケットから200万円分の札束を出し、涼しい顔で店を去っていったという(高崎武大著・東邦出版『こんな騎手』より)。

 通算1000勝以上を達成していながら、近年の西高東低と言われる全体的な関東馬不振の流れの影響などを受けたのか、1992年の安田記念での初勝利からは、長期間GTを勝てずにいた。2004年の優駿牝馬(オークス)ではウイングレットに騎乗し7着。このレースでGT・100連敗という不名誉な記録を達成。2005年になってもなお勝てず、朝日杯フューチュリティステークスでも4着に敗れ、GT競走125連敗(内訳は中央競馬が121、地方競馬開催の統一GTが4)となっていた。その間、2着9回3着7回。

 しかし、2005年12月21日川崎競馬第10競走の全日本2歳優駿をグレイスティアラで制し、およそ13年ぶりにGTを制覇した。なお、全日本2歳優駿は「全日本3歳優駿」という名称だった1998年にもアドマイヤマンボで勝っているが、当時は統一GUだった。

 中央競馬のGTに限ればその後も連敗が続き、2007年の皐月賞に勝利するまで139回もの長い連敗となったが、2007年に第67回皐月賞でヴィクトリーに騎乗し勝利、15年ぶりに中央競馬のGT競走制覇を果たして連敗記録139で終止符をうった。さらには、同年挑戦したシンガポール航空インターナショナルカップではシャドウゲイトに騎乗し日本国外の国際GTも制覇した。

 長く連敗が続いた原因の一つとして有力馬の騎乗が少なかったという事情もある。ヤマニンゼファーとセキテイリュウオーにまつわるエピソードも、元はといえばセキテイリュウオーが所属厩舎(当時)の馬であり、自厩舎の馬を優先させたという事情があった。また、1番人気での騎乗は日本で2回・海外で1回(2000年安田記念:スティンガー、2002年朝日杯フューチュリティステークス:サクラプレジデント、2007年シンガポール航空インターナショナルカップ:シャドウゲイト)で、2番人気での騎乗も4回(2003年皐月賞・東京優駿(日本ダービー):サクラプレジデント、2004年宝塚記念:ゼンノロブロイ、2007年日本ダービー:ヴィクトリー)しかなかった。また、岡部幸雄の騎手引退後に田中を主戦騎手の一人にしていた藤沢和雄厩舎もGTになると有力馬の騎乗を外国人騎手に乗り替わらせることが多かった。

 田中勝春自身、最も悔しい敗戦は1993年の天皇賞(秋)でセキテイリュウオーに騎乗しハナ差に敗れたことだと語っている(レース後に悔し涙にくれたエピソードがある)。この時の優勝馬は、前年の安田記念で自身が騎乗して優勝したヤマニンゼファーであった。1997年の安田記念でもジェニュインに騎乗し同馬をかつてお手馬にしていた岡部騎乗のタイキブリザードにハナ差まで迫ったことがある。

 なお、GT戦線では不振続きであったが、GUやGVに限れば2001年以降は毎年勝利を挙げており、2002年には重賞6勝(GU2勝、GV4勝)という好成績を残した。GU最多勝馬バランスオブゲームの主戦騎手だった。


 「もともと捌きが上手なわけではなかったが、最近は勝負どころでスムーズなコース取りができずにウロウロするケースが目立ち、直線も詰まって引くことが多い。誰に対しても気さくで愛されるキャラとして有名。そんな彼もいつの間にか39歳になった。神経質でスランプにおちいりやすい面があり、今はリズムが悪い感じだ。それでも水準には追ってくるので、うまく走路が取れると突っ込んでくる。やっかいなジョッキーである。2009年も2010年も差し馬で穴を出すケースが多い。宗像義忠厩舎、加藤征弘厩舎で主戦的な立場にあり、宗像厩舎では2009年の秋にアブソリュートで東京新聞杯を勝って、加藤厩舎では2010年の春にシャドウゲイトで中京記念を獲った。この2厩舎は連対率も上々で、攻めをつけて実戦で乗ってきたら注意したい。小島太厩舎でも成績が良い。コース別や距離別、芝・ダート別で特別な傾向の偏重は見つからなかった。感覚で話すところがあり、コメントは信頼しない方が良い。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (0戦0勝)

 初騎乗

●ほっさん予想

 マドラスシチーは最下位、或いは今回がデビュー戦の馬くらいは交わせて14着辺りでしょう。それはどうでもいいのですが、気になるエイコーンキッドですが、6、7着予想ですね。

 エイコーンキッドは初戦はなかなか見どころがありましたが、脚部不安で緩い追い切りですし、ここを目標にしっかりと仕上げられている優先出走権を持っている馬たちには常識的には敵わないでしょう。

 それでも1つでも上に入って欲しいですね。掲示板にでも来てくれれば万々歳なのですが。

これ以降は8月6日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「混戦模様」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
エイコーンキッド
ミルポポ
シーズアップルズ
レオロイヤル
アラマサアフリート
マドラスシチー
レゴリス
ケイオーワールド
フュージョン △△ △△
シベリアンソアー △△ △△
ブロンクステイル
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ブロンクステイル 3.3
シベリアンソアー 4.3
フュージョン 5.0
シーズアップルズ 6.1
レオロイヤル 13.8
エイコーンキッド 13.9
ケイオーワールド 14.7
アラマサアフリート 15.3
中  略
マドラスシチー 50倍以上
キョウエイバトラー 50倍以上
サクラスパークル 50倍以上



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
エイコーンキッド 26 26
マドラスシチー 37 21 31 31
ブロンクステイル 60 60 60 57

見ての通り1番人気のブロンクステイルとは随分な差です><。

デイリー馬三郎

予想印

◎ ブロンクステイル
○ シベリアンソアー
▲ フュージョン

以下省略

エイコーンキッド、マドラスシチーとも無印><

エイコーンキッドに安川TMが◎本命、武山TMが〇対抗と厚い印をいただいております。また、マドラスシチーに後藤TMが〇対抗を打っていただいております。

見解

 「ブロンクステイルの前走はスタートの反応が鈍く、前が有利な馬場状態で届かなかった形。新潟滞在なので連闘はOK。巻き返すだけの力量もある。」

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

エイコーンキッド(10着)

 「練習ではゲート内でガタガタするところがあったので注意して臨みました。実際、我慢はできていたのですが、いざゲートが開く瞬間にガタッとなって体勢が悪くなってしまいました。気がいい馬なので道中は力みもありましたが、いいスピードを持っている馬です。直線寄られる不利もありましたし、スムーズならもっとやれるはずです。一度使ってカーっとなりそうなので気持ちのコントロールがポイントになると思います」(横山和生騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ゲートの中がポイントだと思っていましたが、最後の最後で体勢が悪くなって遅れてしまいましたね。道中は力みがありましたが、急かさないように運んだことで最後は頑張れたと思います。内に進路を取れれば良かったのですが、斜め前にいた馬が寄れてきて2回ほど外に振られる形になったのは厳しかった。まずまずの脚を使えているから、あの不利がなければもっと前に来れていたでしょう。真面目すぎるくらいの性格ですし、一度使って気持ちが入り過ぎるのがこのあとの課題になると思います。また、体に堪える部分が出てくる可能性もあります。短い距離のほうがいいタイプですから、出馬状況も見ながら次走へ向けて調整していきます」(勢司和浩調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

エイコーンキッド

 「課題のスタートもクリアできたし、だいぶ前向きさが出てきた。前走以上にはやれる。」(勢司和浩調教師・デイリー馬三郎)

マドラスシチー

 「順調さと平たん向きに期待をしたいが、成績が成績だからね。さすがに一変まではどうか。」(平井雄二調教師・デイリー馬三郎)

ブロンクステイル

 「前走はスタートで後手を踏み、3角でも他馬に寄られる不利。スムーズなら巻き返せる。」(池田助手・デイリー馬三郎)

これ以降は8月18日に作成

●田中勝春騎手が負傷により鞍上は石橋脩騎手に変更

 前日(8月6日)の土曜日に右手関節捻挫の為に全鞍騎乗を変更した田中勝春騎手ですが、日曜日は騎乗予定でした。しかし、エイコーンキッドが出走する3Rの直前の2Rまで騎乗してやはり違和感を覚え、3R以降は全て乗り替わりとなりました。

 田中勝春騎手の手腕に期待が大きかっただけにこの乗り替わりは大変残念です。また、2Rまで騎乗してエイコーンキッドに騎乗予定だった3Rから断念というのはあまりにも時間的余裕がなく、突然の騎乗になって石橋脩騎手も勢司和浩調教師から内容は聞いていたにせよ、なんの作戦を考えることも出来ずに本番を迎えてしまいました。

 仕方のないこととはいえ、上手く行かないものですね。レースに勝つということは、能力だけでなく、運も絶対に必要だと思います。どちらも足りなければなかなか勝つのは難しいですよね。


 以降は石橋脩騎手についてです。

 ほっさん愛馬への騎乗は昨年のエンパイアシチー以来の2度目ですが、一線級とは呼べないものの、なかなか乗れている騎手という認識で、期待しています。


 2011年8月15日現在、中央通算294勝、勝率5.4パーセント、連対率11.1パーセント、GT勝ちはまだありませんが、重賞3勝されています。数字としてはやや低く、騎乗馬に恵まれてないとはいえ、寂しいと言える数字です。
 昨年(2010年)も中央37勝、勝率5.3パーセントと例年並みの成績でした。しかし、本年(2011年)はここまで25勝、勝率7.2パーセントと好調です。


 石橋脩(いしばし しゅう)は1984年4月3日生まれの27歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属する9年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。2003年に柴田政人厩舎所属でデビュー。現在も同厩舎所属である。同期は松岡正海、長谷川浩大、北村浩平、佐久間寛志、生野賢一、高井彰大、加藤士津八、鈴木慶太、南田雅昭らがいる。

 関西の騎手に石橋守騎手がいるため、競馬新聞やスポーツ新聞の競馬面の馬柱では石橋脩とフルネームで表記されている。


 2003年に柴田政人厩舎所属としてデビュー。3月1日の中山競馬第1競走でマグマヴィーナスにて初騎乗(2着)。同年3月29日の中京競馬第8競走でエーピーダイモンジに騎乗し初勝利を挙げる。この年は長谷川浩大や松岡正海といった若手の中でも乗れる騎手がデビューした年であり、石橋脩は25勝(松岡正海騎手は11勝だった)を挙げて関東新人騎手賞を受賞した。

 2年目の2004年は38勝を挙げ、以降コンスタントに40勝前後の勝ち星を積み上げ、2006年4月1日にJRA通算100勝を達成した。なお、同じ日に仲の良い同期の松岡正海が通算100勝を達成していた。2009年2月7日には同200勝を達成した。

 デビュー3年目(2005年)より重賞への騎乗機会を2桁に乗せ、ジャガーメイルなど上位人気馬での騎乗もある中勝ち鞍を挙げられずにいたが、2010年1月11日のフェアリーステークスにてコスモネモシンに騎乗し、重賞初勝利を挙げる。


 若くてルックスが良く、”イケメンジョッキー”として人気がある。女性ファンが多く、2010年4月に中山競馬場で行われ、同月18日に結果発表された「抱かれたい騎手といえば?」というアンケートで第1位に選ばれている。

ゲームが好きでダービースタリオンやブルードラゴン等を好んでプレイする。


 「バランス感覚が良く、パワーもあるのでガッチリと馬を抑え込んで操ることができる。追うアクションは豪快で、ロスのないコース取りをしようと努めているのも良い。ただ、仕掛けが少し強引になってきた。そのせいか、2008年に121パーセントあった単勝回収率が2009年には59パーセント、2010年には52パーセントと低くなっている。1番人気での成績も2009年が連対率.389とひと息だ。完全ブレイクといかないのは所属している柴田政人厩舎がパッとしないせいもある。ラフィアン(冠号マイネル)とビッグレッドファーム(冠号コスモ)での騎乗機会が増えており、このラインで穴を出すことが多い。芝・ダート別、距離別、コース別の成績で極端な偏りは見つからなかった。エージェントがついておらず、自厩舎が低迷している状況でリーディング31位にいるのは確かな腕があればこそ。「石橋脩だから買ってみよう」という狙い方が成立する。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績(1戦0勝)

2010年10月 3日 エンパイアシチー 3歳未勝利 阪神芝1800m 14着/15番人気

●レース 

 スタートはマドラスシチーはなかなかのスタートですが、二の脚が遅く馬群に。エイコーンキッドは煽るようなスタートになり2馬身ほど出遅れます。最内枠だったということもあり、致命的なダメージです。ましてや今回も結果行った行ったになった通り新潟ダート1200mはハナを切った馬の連対率が50パーセントと異様に高いコースです。どうしようもないですね。

 結局マドラスシチーは9番手、エイコーンキッドは11番手、1番人気のブロンクステイルは6、7番手を追走します。

 マドラスシチーはさすがにレース慣れした走りですが、エイコーンキッドは一時のダブルダンスシチーを思わせるような頭の高い走り。ダブルダンスシチーは佐藤哲三騎手が毎回矯正して上手く走れるようになり2勝することができましたが、未勝利脱出まで矯正を繰り返しながら10戦を要しました。エイコーンキッドもそうやって馬を良く理解する同じ騎手が毎度のように走法を矯正してくれると徐々に走りも上手くなっていくのでしょうが、とくかくもう時間がありません。

 1番人気のブロンクステイルは大外からの正攻法で上位進出を狙いますが、やはり連闘と馬体増が響いてか終いの伸びを欠き4着まで。

 そのブロンクステイルを完全にマークしていた?マドラスシチーは勝負どころでついていけなくなりズルズルと後退。いつものポジション13番手で入線。エイコーンキッドは直線でほとんど伸びず痛恨の2戦連続10着。ダートのこの条件では現状勝ち上がりは無理ですね。

●時計の評価

 新潟ダート1200mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計は1分13秒4良馬場です。

 エイコーンキッドの今回の走破時計は1分14秒3良馬場ですから、出遅れと2戦目、そして脚元の不安から目一杯に仕上げられていないことを考えると悪い時計ではありません。ただし、未勝利戦末期で相手のレベルも軽いですし、このメンバーで10着というのは出遅れや頭の高い走りを加味してもいただけません。

 マドラスシチーの今回の走破時計は1分14秒9良馬場はスタートも普通でしたし、もう9戦目とレース慣れしているところからも能力を出し切ってのもので、いつも言っていますがここが限界です。それでも何食わぬ顔でもう1戦するのでしょうね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

エイコーンキッド(10着)

 「出して行ったら一気に行ってしまいそうだったので、道中はなだめながら進めました。馬格がありますしパワータイプなのかと思っていたのですが、実際の走りは意外と軽く、今日のようなダートだと上手くはまらなかった感じです。跨がった感じは悪くなかったですし、もっとやれてもいいはず。なかなか脚元が固まってきていないようですが、トライできるならば芝を試す価値はあると思います」(石橋脩騎手・キャロットクラブ公式HP)


 「負傷した田中勝春ジョッキーが日曜のレースならば乗れる可能性があるということで乗り代わりの騎手を確保したのはギリギリになってしまったのですが、何とか石橋騎手を押さえることができました。検量室前で鞍を置き換えている際中もずっとこの馬の特性を伝えていましたし、レースでは上手くなだめながら乗ってくれたと思います。気性面は基本的に真面目な馬なのですが、前走後も話に出ていたように、競馬を使って少し気持ちがカーッとなる部分があったようです。前半から放して行けばもっと楽に前に行けるでしょうが、そうなると後半はバタバタになってしまいますからね。ジョッキーが言っていたように芝の走りはいいのかもしれませんが、どうしても脚元との兼ね合いになってしまいますし、普段の調教から少しでも負荷がかからないように取り組んでいます。とは言っても、このままダートの同じ条件を使っていても短期間に変わり身を求めるのは厳しい現状。実際は権利がないので出られそうな他の番組も見ていく必要はありますが、可能性がある限り少しでも挑戦したいと思いますし、気持ちの面を考えても新潟の直線1000mでセーブせずに行かせたほうが可能性はあるかもしれません。体質を考えてもその後の反動は心配ですが、限られた期間の中で結果を出さなければいけませんし、何とか先々につながる走りを引き出したいものです」(勢司和浩調教師・キャロットクラブ公式HP)

 「先週は申し訳ありませんでした。朝のレースで怪我の具合が悪かったのだから仕方ないのでしょうが、ジョッキーサイドからキャンセルの連絡があったがエイコーンのパドックを曳いているとき。いろいろ当たろうとしても時間がなさすぎました。石橋ジョッキーは限られた中で乗ってくれましたので、ちょっと引っ張って消耗してしまう内容でしたがそれも致し方ないと思います。それ以前に、バタバタと鞍を置き換えたりしてレース前の大事な時間にストレスをかけてしまう格好になったことから、馬が力んでしまったのが終いの伸びを欠いた原因のひとつでもあったと思います。また、ここ最近かなり暑い気候が続いていて馬場は水気の少ない本当にパッサパサの状態でした。深い砂浜を走らされて空回りするような感じで、進もうという気持ちがあってもなかなか加速できなかったのでしょう。ダートがまったくダメということはありませんが、非力さがある現状を考えると、あの馬場ならばリスクはあるけれど一発勝負で芝を選ぶほうがいいのかもしれません。」(レース翌週・勢司和浩調教師・キャロットクラブ公式HP)

ブロンクステイル(4着)

 「スタートは悪くなかったのですが、道中はうまくハミを取ることができず、思っていたよりも進んでいかずに後ろからの競馬になってしまいました。結果を見ても前で進めた馬たちで決まりましたし、やはりもっと前々で進めたかったですね。連闘での一戦でしたが、以前に跨がった時と比べても気配は良かったと思いますし、勝ち負けできる力を持っている馬です。それを考えても今日は結果を残せず申し訳ありません」(平野優騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「連闘での競馬だったこともあり、中間の調教は速いところをやっていませんでしたが、それでもプラス8キロとは予想外でした。あまりに減ってしまうよりはいいかもしれませんが、見た目では腹周りに余裕があり過ぎるように感じましたし、前半にハミを取らなかったことを含め、今日の敗因は体調管理がうまくいかなかったことにあるでしょう。厩舎スタッフとはあまり増えすぎないようにと常日頃話をしていましたし、一時期はマイナス体重だったくらいですが、結果を考えても言い訳できるものではありません。今日こそはとご声援いただいた会員の皆様には申し訳ございません。パドックを見ていると、同様に競馬を使っている馬たちよりも硬さが出ておらず、お釣りがある状態だと思いますが、さすがに続けて競馬を使った後ですし、一度放牧を挟んでリフレッシュさせたいと考えています。山元から直接新潟に戻すプランや、一度美浦に入れて新潟に持ってくるプランなど、復帰戦への臨み方は状態を見ながら決めていきたいと思います」(小島茂之調教師・キャロットクラブ公式HP)

●今後の展望

 マドラスシチーはいつも書いていますように限界です。期待のエイコーンキッドは脚元が落ち着いてビシビシ追う事が出来れば未勝利を勝ち切る能力は間違いなくあるのですが、時期が時期だけに厳しいですね。

 エイコーンキッドの次走は芝1000mを目指すようですが、中2週で権利なしで果たして出走が叶うのか。出走出来れば面白いと思うのですが。

●最後に

 3歳8月のこの時期に二桁着順ということで、基本的に厳しいなどという言葉では足りないくらいの現実ですが、エイコーンキッドは能力を感じるだけに”なんとか”と思ってしまいます。

 ただ、能力があっても気性が著しく悪かったり、脚元が弱ければ競走馬としての成功は難しいですし、エイコーンキッドよりもはるかに能力の高い良血馬でも無念の未勝利引退をした馬もたくさんいます。

 そういった意味ではエイコーンキッドは能力を感じると言っても未勝利戦を脱出できる程度の能力で、その馬が脚元不安なわけですから、「もう諦めた方がいいんじゃないか」とおっしゃる声も正論だと思います。

 たとえ出遅れたとしても、ビッシリと仕上げられていなかったにしても、もっと上のクラスでも通用する馬なら、勝ち負けに絡めるメンバーです。このメンバーでの10着は基本的に言い訳出来ません。

 それでも、私はこのエイコーンキッドには勝ち上がって欲しいですし、最後の最後まで諦めません。

 頑張れエイコーンキッド!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年7月14日立ち上げ 21日、27日、31日、8月3日、4日、6日、11日、18日加筆
エイコーンキッドの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 7月 3日 デビュー戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (10着/6番人気)

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